小学生でもできる!屋号・社名・店名のネーミングに100候補を簡単にリストアップする方法

屋号・社名・店名・サービス名などのネーミングって本当に迷いますよね。しかも、なかなかコレという案がでない。今回は、そんな悩めるネーミング作業がサクサク進む方法をご紹介します。

事前準備

付箋とペンを用意します

ネーミングに関連したキーワードをメモしていく作業に使います。付箋以外でも後で順序を並べ替えできるものなら何でもOKです。ちなみに私はパソコンやスマートフォンでEvernoteを使って行います。

→もはやEvernoteなしでは生きられない、メモ魔の私

始める前の確認事項(重要です)

キーワードを考える際は、連想ゲーム感覚でポンポン出していくことが1番大切です。良いネーミング案を考えようと頭をひねり始めると、思考停止で逆に何も浮かばなくなるものです。そう、質より数で勝負のつもりで、思いついた単語をどんどんメモしましょう。

Step1-1

「仕事内容」から連想するキーワードを集める

ではさっそく始めましょう。今回は、開業するエステサロンの屋号兼店名を考えると仮定し、エステサロンの業務内容から連想するキーワードを集める作業をします。※サロンの店名候補を考える作業ではありません。業務内容に関連するキーワードをピックアップしていく作業です。

【例】エステサロンの開業からキーワードを連想します

会話形式で進めます。左側のグレーのフキダシが質問事項で、右側の緑のフキダシがエステサロン開業者の返答です。あなたも右の緑の部分の返答を、ご自身の業務内容に置き換えて答えてください。※ポイントは実際に声に出して答えることです。あなたの仕事をまったく知らない人からの質問に答えるつもりで説明をしてみてください。

あなたの事業内容は?

エステ業です。(この返答部分を自分に置き換えて考えましょう)

どんなサービスですか?

私の自宅マッサージをします。

どんなマッサージですか?特徴はありますか?

バリ島のマッサージで、バリニーズマッサージなんです。アロマオイルを使って、オールハンド筋肉をほぐします。

なるほど!サービスメニューはいくつありますか?

フェイシャルと、ボディがあります。その他に、ブライダル専用も。

ここまでたった1分程度の会話から、11個のキーワードが見つかりました。

キーワードを付箋に書き出します

1キーワードにつき付箋1枚を使い、連想された言葉をメモします。忘れないよう、すぐに書き出しましょう。慣れれば会話をしながら次々に付箋にメモ書きしていくスタイルでもOKです。

▼ 付箋に書き出した、エステサロンの仕事内容から連想されたキーワード

エステ私の自宅マッサージバリ島バリニーズマッサージアロマオイルオールハンド筋肉フェイシャルボディブライダル

いかがでしょうか。繰り返しますが、キーワードは直接屋号や店名に使えそうな言葉の必要はありませんし、好印象のキーワードの必要もありません。そう考えると、結構簡単にキーワードが出るのではないでしょうか。

では次は、別の視点からキーワードを連想します。

Step1-2

仕事への「想い」や「キッカケ」から連想するキーワードを集める

今度は、その仕事を始めたキッカケや、どんな想いを持っているかの視点から、キーワードを連想しましょう。

【例】引き続きエステサロンの開業から連想します

なぜその仕事をしようと思ったのですか?キッカケは?

普段子育てに忙しいお母さんが、女性に戻る時間を作りたいなって思ったのがキッカケです。自分と同年代の30代後半の女性は、私もそうなんですが、仕事や子育てで時間や心に余裕がない人が多いと思うんです。自分のことは後回しで。だから忙しさを忘れて、ゆっくりリラックスしてもらえる時間を提供したい。お母さん自身が、たまには贅沢して、自分のメンテナンスをして欲しいんです。やっぱり、家庭ではお母さんが一番大事だと思うから、そのお母さんが綺麗輝いていれば、すごく子ども達に良い影響を与えると思っています。

なるほど!理念やポリシー、譲れないポイントみたいなことはありますか?

理念とか、そんな大した考えはありませんが笑
でも明るく綺麗なママが増えたら良いなと。そのお手伝いがしたいっていうのは根底にあります。

そうなんですね。
ママやお子さんの年齢層とか、どんな方に来て欲しいというイメージはありますか?

やっぱり、30代半ば~40代半ばの女性かな。小学生くらいまでとか、子どもが手がかかりそうな年齢のママ達ですね。

開業のキッカケや想いに触れると、今回も多くのキーワードが見つかりました。

キーワードを付箋に書き出します

先ほど同様、1キーワードにつき付箋1枚を使い、連想された言葉をメモします。

▼ 付箋に書き出した、エステサロン開業のキッカケや想いから連想されたキーワードたち

子育てお母さんが女性に戻る時間30代後半の女性仕事時間や心に余裕がない人自分のことは後回しゆっくりリラックス時間を提供したい贅沢自分のメンテナンス家庭ではお母さんが一番大事綺麗輝いて 子ども達に良い影響を与える明るく綺麗なママお手伝いがしたい30代半ば~40代半ば

Step2

すべてのキーワードをまとめます

方法1と方法2で、合わせて29個のキーワードが揃いました。ここまで所要5分です。

▼ すべてのキーワード(29個)はこちら

エステ私の自宅マッサージバリ島バリニーズマッサージアロマオイルオールハンド筋肉フェイシャルボディブライダル子育てお母さんが女性に戻る時間30代後半の女性仕事時間や心に余裕がない人自分のことは後回しゆっくりリラックス時間を提供したい贅沢自分のメンテナンス家庭ではお母さんが一番大事綺麗輝いて 子ども達に良い影響を与える明るく綺麗なママお手伝いがしたい30代半ば~40代半ば

これらすべてが社名案・屋号案・店名案・サービス名の案に使えるわけではありません。

Step3

キーワードを重要度別に3分類します

ここからがネーミング作業の本番です。あなたの社名案・屋号案・店名案・サービス名案に、そのキーワードが示す意味を込めたいか?を念頭に、3つにグループ分けをします。付箋を自由に移動させながら、重要度別に分類します。またその際には、なぜそのキーワードがそのグループに属するのかの理由も考えながら進めます。

グループA キーワードの意味が重要。できれば店名に反映させたい

  • エステ私の自宅マッサージ…「私の自宅でマッサージをするエステ(サロン)」という説明がまさに知ってほしいそのものなので。
  • お母さんが女性に戻る時間自分のメンテナンス…そのためのサロンだから。特にお母さんに来て欲しい気持ちが開店のキッカケにあるので大事!
  • 明るく綺麗なママ綺麗輝いて 明るく…重要!…見た目の「綺麗」だけでなく、内面の「明るく」の両方が大事だと思うから。
  • ゆっくりリラックス…心身ともにリセットして心に余裕を持ってほしいから。
  • 30代半ば~40代半ば30代後半…この年代層に響く店名が良いな。

グループB 大切な意味だが、店名に影響するほどではない

  • お母さんお母さんが一番大事…「ママだけ受付」のサロンではないので「お母さんだけ」を前面に出すのはNG。独身・子どもがいない既婚女性ももちろん来てほしい。
  • 時間を提供したいお手伝いがしたい…エステサロンだけれど、もっと気軽な雰囲気というか、居心地が良い場所であり時間作りをしたい気持ちがある。
  • 子育て子ども達に良い影響を与える…大切なキーワードだけど、キッズ向けマッサージではないし、子育てサロンと思われても困る。
  • バリ島バリニーズマッサージ…バリを強調したい訳ではない。あくまでも自宅エステサロンなので、完全にバリっぽい雰囲気にはできないと思う。

グループC 直接関係ないキーワードなど、除外対象

  • フェイシャルボディ…店名ではなく、サービスメニュー名に入れるものだから除外。
  • ブライダル…ブライダル専用のサロンではないから。
  • アロマオイルオールハンド筋肉…施術技術に自信がない訳ではないけれど…そこが1番のアピールというと違う気がする。やはり、心身ともに疲れた女性に、外見・内面の両方からアプローチしたいという想いがあるので。
  • 贅沢…贅沢な雰囲気より、ゆっくりリラックスできる感じのお店にしたいから。
  • 仕事家庭時間や心に余裕がない…連想で出たキーワードだが、店名とは直接関係ないものだから。

連想ゲームのようにポンポン出したキーワードの中から、キーワードの意味が重要で、できれば屋号・店名に反映させたいグループを絞り込むことができました。

では次に、絞り込んだグループAのキーワードを中心に深堀りしていきましょう。

Step4

重要なキーワードの数を増やします

これ以後は、のちほど記述します!

頭がカタくて単語が出ませんという方は

1.ネーミングの強い味方!類語辞典ならザクザク出ます

連想類語辞典
http://renso-ruigo.com/

たとえば誰かをサポートするお仕事を想定して「支援」と入力してみます。
するとどうでしょう!「支援」の類語、関連語、連想される言葉が、一気にドドーーンと出ます。便利すぎて、利用しない手はありません。

weblio類語辞典
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%A1%9E%E7%BE%A9

2.辞書で英単語に翻訳すればさらにザクザク

ワード + 英語 で検索
同じ意味で、英語など多言語を調べてみる。

 

いかがでしょうか。
ここまででも、かなりの単語がリストアップされたと思います。

この記事を書いた人

madokalog